常陸野トピックス 第6号

花持ち保証の反響について

2000年11月から2001年5月いっぱいまで、初めての試みとして花持ち保証を行って来ましたが市場、花屋、消費者、マスコミ等かなりの反響がありました。市場からは保証制度により常陸野の花は安心して売っていけるので前売りでも売りやすいと好印象でした。事実平均単価も若干向上しました。花屋さんからは保証があるので安心して買える信用して買っているとやはり好印象のようです。消費者には花を無償配布しアンケートを行ってもらい、気温の低い2月はもちろん5月の気温が高い時期でも保証期間である13日間は鑑賞できたとの報告が多く寄せられました。また花き業界初の試みとして新聞、雑誌等でも多く取り上げられ、直接取材のあったNHK(5月19日放送済み)をはじめ、ラジオ局や新聞社からもいくつか取材申し込みがありました。
   
NHK取材の様子

これからの花持ち保証について

今年初めて花持ち保証を行ったのですが、組合としてもこれほど反響の大きいものとは思っていませんでした。花持ちデータについても生産者が1日水を切って出荷状態と同じにしたものを花瓶に入れて花持ち期間を計るというお粗末なものでしたが、鮮度保持材を利用しているクリザール社に調査を依頼し、世界標準での日持ち調査を実施しました。これから先もずっと花持ち保証を行っていく方向ですが、花持ち調査を公的な機関にも依頼し、きちんとしたデータ取りをして保証をよりしっかりしたものにしていくつもりでおります。またデータだけではなく生産者側でも新鮮さを失わないための新技術導入やシステム導入、しっかりとした花作りなど花持ち保証の基盤固めに取り組んでいくつもりでおります。
   
クリザール社試験室での花持ち試験の様子

 

←戻る

02/12/09