☆第43回全国カーネーション大会報告

全国のカーネーション生産者の交流を深め、技術の研鑚と生産意欲の高揚ならびに一般消費者への普及を図り、わが国カーネーション園芸の総合的な振興を図る意味で開催されている「第43回全国カーネーション大会」が、園芸の産地・茨城県で2月3日、4日盛大に開催されました。

1日目の大会では水戸市の茨城県民文化センター小ホールに、多くの来賓や、全国から約400人の生産者が参集しました。フラワーデザイナー協会茨城県支部がさまざまなカーネーションで見事に装飾した壇上で、斉藤さおり茨城放送アナの司会により進行し、大貫栄一大会部長(日本花き生産者協会カーネーション部会長)の挨拶で始まり、瀧文臣委員長(第43回全国カーネーション大会実行委員会長・(社)茨城県花卉園芸協会長)の主催者挨拶、橋本昌県知事、岡田広水戸市長の歓迎挨拶、多数の来賓の紹介、祝辞、祝電の披露などが行われました。

カーネーション部会功労者表彰では、塙恵喜(茨城県)、平田新作(愛知県)、鹿山雅勝(長崎県)の3氏が大貫部会長から表彰され平田氏が謝辞を行いました。

記念講演では、「切り花流通の変化と花き産業の国際化」と題して小川孔輔法政大学経営学部教授の有益な講演に続き、大森仁一農業総合センター専門技術員が、「茨城におけるカーネーションの栽培事情」と題して産地紹介が行われ会場の生産者も興味深く聞き入っていました。

大会スローガン

生産性を高め、国際競争力のある産地を築こう

新たな消費を開拓し、未来へ咲かそうカーネーション

力を合わせ、世界へ翔こう日本のカーネーション

大会2日目は2コースに分かれ、バスに分乗し県内の生産者(小川町の藤崎千秋氏、沼田實氏、沼田弘樹氏)のほ場を視察しました。また資材展示場では甘酒やゆで卵、小川町特産の「ニラ」のお吸い物などが無料配布されました。